【古着】人気爆発中のミリタリーアイテムに迫る!! ~アメリカ編~
近年、著名人の着用やカーゴパンツの流行で人気再熱中のミリタリーアイテム。
外に出かけると必ずと言ってもいいくらい見かけ、今や普及率は驚くべきものです。
今回はそんなミリタリーアイテムの中で、US(アメリカ軍)の特に人気なアウター類を4つに絞って紹介します。
菅田将暉着用で人気再熱!
ECWCS LEVEL7
まずECWCSってなに?と思う方も多いはず。
1986年〜2000年代初頭までアメリカ軍で採用されていたレイヤリングシステムのことです!
レベル1〜7までの7段階の重ね着があり、レベル 1・2・3・5・7と着込むとマイナス46度まで対応できると言われております。
その中で最終レイヤーとして存在するのがこのレベル7です!
プリマロフトという素材を使用することで、防寒性にすぐれ尚且つとても軽量な仕上がりになっています!
一般のダウン素材と違い、家庭での洗濯ができるのは嬉しいポイントですね。
デザインはシンプルながらも、内側には大きいメッシュポケットも兼ねそろえミリタリーらしく機能性も充実しております。
ポケット内側にはドローコードもあり、年代やデザイン的にも近代ミリタリーと言えるでしょう。
絶えない人気アイテム!
M -65Field Jacket
言わずも知れたフィールドジャケットの最高傑作。
その名の通り1965年に開発され、40年以上使用され続けました。
M-65以前はM -41,M -43,M-51と数年周期で名前を伴うモデルチェンジが行われており、それだけでM-65の完成度の高さが伺えます。
そんなM-65もマイナーチェンジを数回繰り返しております。
今回は、簡単にそれらを紹介します。
1stモデル
1stモデルと言われる最初期型は、1965〜66年モデルです。
以前までのM-51との違いは、肩のエポレットがなくなり、素材が100%コットンからナイロンとコットンの50%ずつになり襟はスタンドカラーになりました。
また、袖口カフス(ボタン)からベルクロを使ったM-65独自の仕様になりました。
ですが1年でデザイン変更があり、肩のエポレットは2ndモデルから復活しています。
短命モデルということもありレア度の高いアイテムです。
2ndモデル
2ndモデル、通称アルミジップは、1966~71年モデルです。
このモデルは、映画「TAXI DRIVER」でロバート・デニーロ演じるトラヴィスが着ていたこともあり人気のモデルです。
袖口にマチがあるデザインですが、70年に入ると廃止されています。
ダメージが入りやすかった為だとか…
また、初期の方では首元のベルクロ止めフラップは、ボディーと同じ生地でしたが、別生地(テープ)に変わります!
2ndタイプとは、モデル内で細かなディティールの変更があったアイテムと言えます。
3rdモデル
3rdモデル、通称ブラスジップは、1972年〜80年代半ばのモデルです。
大きな変更点といえばその名の通りジッパーの素材の変更です!
M-65のモデル識別で多くの方が見るのはここではないでしょうか。
製作期間が72年〜86年頃と幅広く、メーカーも多いため市場に出ているM-65はこのモデルが他モデルと比べると多いと言えます。
モデル内での大きな変化として1985年頃あたりにフロントはブラスジップのままで、首周りのみYKKのプラスチックジップに変更されています。
4thモデル
4thモデル、これはOD無地のM-65最終型です。
首周りに続きフロントもYKKプラスチックジップに変更になります。
年代は新しめですが、球数が少ないのか他モデルと比べるとあまり市場では見かけないアイテムです。
(その他にも2nd〜3rdにかけてグレーライニングや3rdのブラックジップなどレア仕様も存在します。)
元祖モッズコート!
PARKA SHELL M-1951
様々なサンプリングなどが出されるなど古着の域を超えた超人気のアイテム!!
名前の通り1950年〜60年代後半にかけてアメリカ陸軍に採用された野戦用パーカーです。
後のM-65にはない肩のエポレットや、モッズコートの象徴と言っても過言ではないフィッシュテールデザインは強風でなびかないようにドローコードで腿に巻き付けれます。
付属のウールパイル地ライナーは経年劣化によりゴソゴソとした着心地になる為取り外されての流通が主になります。
その為、通常のアウターと比べると幅広い季節での活躍が期待されます!
そもそもモッズコートと呼ぶけどモッズってなに?って思う人も多いはず…
言葉の発祥は意外にもアメリカではなく、イギリスなんです!
1950年代後半〜60年代にかけてロンドン近郊の若い労働者の間でブームになった音楽やファッションをベースにしたライフスタイルやカルチャーを指します。
そんなモッズの人々に愛され着用された事から”モッズ”コートという愛称で現代まで知られているのです!
モッズに少しでも興味を持ったなら1979年の映画「さらば青春の光」をぜひ見てみてください!!
世界一人気の空軍ジャケット!
MA-1 Jacket
近年陸軍アイテムが人気を見せる中、昔から変わらず一定の人気を誇る空軍アイテムです。
誕生はなんと70~80年前の1940年代後半です!
開発以前使用されていたレザージャケットでは、プロペラ機からジェット機への時代の変化について行けずにいました。
そこで、かさばらず低温にも耐えれるように開発されたのが『MA-1』なんです!
素材は、当時パラシュートに使われていた高品質ナイロンを使用しました。
これは、初の試みであり飛行用衣料界に新たな光を差す存在として注目されました。
色はセージグリーンと呼ばれ、パイロットが地上に降りた際、周囲に溶け込みやすい色として採用されていました。
MA-1の型は大まかに3つに区分されます。
初期型(1955〜)
酸素マスク用のホースタブ、ボックスタブがあり、角張った暴風フラップが特徴的でライニングはグレー。
他モデルと大きく違う点は、フロントポケットがスラッシュ型なところです!
中期型(1960〜)
ここでライニングがオレンジになり、リバーシブルになります。
それに伴いラベルは首元からポケットに移され、初期型にあったホースタブやボックスタブは廃止されております。
ここからフロントポケットがスラッシュからフラップ型に変わります。
後期型(1980〜)
最終モデル グランドクルー(地上勤務者)に配布され、実質フライトジャケットでは無くなるのです。
ラベルからもFLYING(飛行士)の文字は削除されており、ライニングも初期型同様グレーになっています!
MA-1の人気に拍車をかけた1986年公開の映画『トップガン』も併せておすすめです◎
以上が人気の4着でした!
どれもサンプリング品が身近にある物ばかり!
本物を知るとショッピングも一段楽しくなるミリタリーアイテムです!!
ここには記載のないアイテムも店頭にて取り扱っております!
大分・熊本・福岡各店でお待ちしております!